定期検査に思う

毎年5月から、秤の定期検査を行っています。

これは商店、スーパーや工場にある「検定付の秤」が正しいかどうか検査するものです。
2年に1回、定期的にこの検査を受けることが計量法で義務付けられています。

当社のサービス部門と計量士さんでペアを組み、県内各地で奮闘しています。
分銅という重さの基準を秤に載せ、計量部のどこにおいても(厳密には4隅)値は正しいか。
ゼロからひょう量までの途中何点かで計量しても正しい値が出るかを確認しています。

分銅は1個:1gから20kgまで揃えています。
20kgの分銅は持ち運びにも、検査で使うにも結構大変です。
特に大型の秤になると、例えば1t(トン)なら20kg*50個の分銅を秤から上げ下ろしします。
相当な重労働です。しかし検査のためにはやむを得ません。

検査中はお客様の仕事を止めてしまう為、
いかに効率よく、しかも正確に検査できるか、日々検討を重ねています。

特に最近は景気のためか、正しい計量への意識が強くなり、
定期検査だけでなく、秤の点検方法、ISOに関することなど
ご相談をよくいただきます。

正しい秤で正しく計量することは、効率を生み、経済の発展に貢献します。
「我々の仕事がお客様のお役に立っている」
そう思いながら今日も検査を行っています。