身近なものではプロパンガスやガソリンなどの計量で使用する計量器が
防爆仕様となっています。
引火性の高い物質の計量時に「爆発の原因とならない」だから「
防爆」なのです。
防爆には2タイプあります。ひとつは耐圧
防爆、もうひとつは本質安全
防爆といいます。
簡単に言えば、
耐圧
防爆は頑丈なケースに覆われていて、たとえ秤から火花が出たとしてもケース外には出しません。
これに対し本質安全
防爆は電気出力を極力小さくして、火花を出さない仕様になっています。
耐圧
防爆はACコンセントを使用し、アナログ出力やRS出力などのいろんな出力オプションがつけられます。
防爆専用プリンタを取り付ければ現場で即記録が可能です。
なので工場内の充填設備や自動計量システム等に使用されることが多いです。
本質安全
防爆は乾電池を使用するので出力オプションは限られています。
パソコンで計量結果を管理したり、プリンタで記録を残したりすることは出来ます。
しかし別途接続装置が必要で、設置場所も制限されますので、注意が必要です。
単純な計量もしくは現場内での計量チェック等にオススメします。
最近ではデータ記憶装置(データロガー)が開発され、計量後ではありますが
接続装置不要で直接パソコンにデータを送ることができるようになりました。
耐圧
防爆は30kgから2t、3t位までご用意できます。
また充填タンクなどに直接ロードセル(これも
防爆)を取り付けることでさらに大型の計量も可能です。
本質安全
防爆は6kgから1500kgまでご用意できます。
またこの度「本質安全
防爆型天びん」も発売されました。(320g~)