防水って、いろいろあります。

問い:秤の防水性について

答え:防水の度合いによって、主に2つのランクがあります


防水の秤とは、秤内部に水が浸入しないものを言いますが、水の強さによって、
主として2つのランクがあります。

IP65(アイピー65) 一般的な防水
JIS5等級準拠「防墳流型」ともいわれ、一般的に防水はこのレベルのものが多いです。
IP65とは、接触や固体異物進入保護では最高グレード「完全な 防塵構造であること」を表し、
が防水保護では「全方向からの噴流水からの保護構造」を持つということを表します。
秤にあらゆる方向から噴流水をかけてもまったく問題なく使用できるレベルです。
ただし水につけたり、長時間直接水をかけることには適しません。

IP68(アイピー68) 最高水準の防水
水深1mの水槽中に24時間水没しても内部に水が浸入しないレベルです。
水中で使っても大丈夫ですけど、そんなことしませんよね。でもそれくらい水に強いということです。

また防水については、等級だけでなく、秤の構造、材質にもご注意を。
防水の材質はステンレス製が多いのも特長です。これはステンレスが錆びないことにより、
長く防水性が維持されるためです。
カタログにオールステンレスとあれば、構造すべてがステンレス製であるということ。
最近はロードセル(※1)までステンレス製が出てきました。
このことにより防水性に加えて、耐久性もあることになります。
※1 ロードセル=重さを感知するセンサーのようなもの。

同じ防水等級であっても、秤の価格に差が出るのは、この構造がどうなっているかです。
ステンレスが多ければ多いほど金額は高くなります。
品質は良いけど高い、秤の使用頻度によってお考え下さい。

ちなみにそんなステンレスでも薬品(特に酸系)には弱いのため、万能ではありません。
現状それらの薬品に強い秤はありません。

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