秤を海外で使いたい

問い：秤を海外で使用したいのですが、可能でしょうか？

答え：はい、調整をする必要がありますが、可能です。

秤は日本国内での使用を想定していますので、それを海外で使用する場合には、何点かご注意ください。
１．現地の電気の仕様に合わせる必要があります。
　国内は１００ｖなので、他の電圧の場合は変圧する必要があります。
　国内では一般的に家庭用電源で使用できるので、市販の変圧器で十分だと思います。
　コンセントの形にも注意ですね。
２．現地の重力加速度に合わせる必要があります。（これはメーカーかはかり屋に任せてください）
　日本国内でも重力加速度の違いにより、１６地区に分かれていることは前述のとおりです。
　よって海外で使用される場合はそこでの重力加速度に合わせて秤を調整しないと狂いが発生します。
３．マニュアル等。
　秤は日本国内での使用を想定していますので、多国語のマニュアルはありません。
　あってもせいぜい英語版までです。
４．秤の検査をどうするか？
　使用していくと秤に狂いが生じる可能性があります。国内ならすぐ対応できますが、
　国外では不便を感じると思います。秤メーカーの出張所、代理店があればよいのですが
　うまく対応できない場合が多いと思います。
　この場合はご自身で秤に狂いがないか検査していただく必要があります。
　そのため重さの基準（分銅）を持っていただいて、適時に秤の検査をされると良いと思います。
　また秤が狂った場合の調整方法をあらかじめ確認しておく必要もあります。
５．輸出にあたり書類が必要な場合があります。
　持ち込む国によっては、パラメータシートと呼ばれる書類を提出しなければなりません。
　これらは秤メーカーで用意します。

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