量るものはいろいろあるのですから
問い:20kgのものを量りたいので、秤は20kgでよいですか?
答え:いいえ。20kgより大きい秤を選んでください。
秤をお求めになる場合に、陥りがちなのが「20kgまでのものを量るから秤は20kgでよい」という考え方。いえいえ、量るものをよーく見てください。
入れ物(器とか袋とか)に入れて量ろうとしてませんか?
だったらその入れ物の重さも考慮(プラス)してください。
秤には入れ物の重さをあらかじめ引いておける、「風袋引き機能」があるじゃないか?
確かにそうなのですが、表示では風袋分を引いていても、秤は入れ物も含めて計量しているのです。ちなみにひょう量(秤の最高量)をオーバーして計量するとデジタル秤はエラー表示になります、針式の秤では1周過ぎたところで針が止まってしまいます。どちらも計量不能です。
また秤はひょう量を超えた物が(ある程度の重さまでですが)載っても大丈夫なように強度計算されて作られています。しかし頻繁にそれを行うと狂いや故障の原因になりますのでご注意を。
ちなみに計量物はなるべく静かに載せてあげてください。
高いところから落としたり、投げたりするとそれだけ余計な衝撃荷重がかかることになります。これも狂いや故障の原因になります。
高いところから落としたり、投げたりするとそれだけ余計な衝撃荷重がかかることになります。これも狂いや故障の原因になります。
秤はデリケートなものなのです。