体重計と台秤は同じか、違うのか?

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問い:台秤と体重計は同じですか?

答え:いいえ同じではありません。量り方が違うのです。

写真を見てください。左側が体重計で右側がデジタル台秤です。
ひょう量は150kg、目量は50gで性能も変わりません。
価格も同じです。
違いは載台の大きさと、片やピンクと片やブルー、色が違うだけのように見えます。

しかし量るものが違うので内部に違いがあります


まずデジタル秤とは表示はすぐ留まってしまいますが、
秤の中では常に台に載っている物の重さを量っています。
ですから微妙な重量変化でも表示が変わってしまう場合があります。

例として
近くに振動する機械などがあり、そのそばで計量すると、秤が振動を拾うので、
表示がいつまでも落ち着かない(変わりつづける)ことがあります。

秤の上でフラフラ動いていると表示がパラパラ変わってしまいます。
健康診断で「じっとしてください」なんて言われたことありませんか?

これを避けるためフィルタ機能というのがあります。
常に重量を量っているなかで、同じ重量値がある程度続くと、
秤はその値を正しい値として表示してしまう機能です。

この続いた回数を少なく取るのが体重計、多く取るのが台秤です。
ですから体重計の上で多少動いても表示は固定されますが、誤差を含む可能性が高い。
台秤の上で動くと表示はいつまでも変わっていることになります。

また耐久性の違いもあります

ご家庭で体重を1日にそんなには量りませんよね。
健康診断に使っていても、量る日と量らない日あわせるとそんなに...
でも業務で重量を量るのはしょっちゅうだと思います。
極端に違うわけではありませんが、その辺を考慮して製作されているようです。