秤の規則が変わります。

Q:平成22年9月から古い秤が使えなくなるそうですが?

A:いいえ、使えなくなるわけではないのです


平成22年9月から全ての秤に適用される新検則をご存知でしょうか?
これはOIML国際勧告に整合をとるためにJIS規格を引用するかたちで改正された
特定計量器検定検査規則のことですが、

細かいことはさておき、これまでの秤とは
精度等級の表記、使用温度範囲、重量加速度などの技術基準が変更されます。

新検則は平成12年公布、17年施行されました。一定の猶予期間を定めたため、
これまでの検則(旧検則)に基づく秤の生産は平成22年8月31日までとされました。

そうです。生産に期限が定められただけで、使えなくなるのではないのです。
これからも定期検査は旧検則で受けることができますし、修理後の再検定も受けることができます。
ですから、ご使用にあたっては旧検則のはかりでも何の問題もないと考えます。

強いてあげれば、
生産終了なので、販売も在庫限りで終了します。
生産終了後、何年か後(一般には5~7年)には部品の供給も終了するので、
旧検則の秤はその頃から修理ができなくなるかもしれません。

各メーカーがこぞって新検則対応の秤を発表しています。
が、これらは天びんや一般の台秤で、1t以上の大型台秤やトラックスケールなどは
未だ発売されていません。
すべてのひょう量で新検則対応が出揃うのは、もう少し先のようです。