6000分の1 高精度デジタル台秤:DP6800

新しい計量法対応の秤において、ようやく6000分の1の秤が発売されました。

大和製衡製「DP-6800シリーズ」です。
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一般的なデジタル台秤ですが、ひょう量30kgで目量5g、60kgで10g、120kgで20gの値で見ることができます。

過去のDPシリーズ「DP-6100」の後継機がようやく発売されました。

またオプションですが、重量選別機能、プリンタ出力、USBメモリ入力など今時の機能は網羅しています。
 
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また3000分の1表示もできるので、
 30kg/5g  が  32kg/10gに
 60kg/10g が  64kg/20gに
120kg/20g が 150kg/50gにも見ることができます。

ひょう量が少し増える分、お得な気がするはかりです。



300kgなのに1g表示の秤

  天びんメーカーの新光電子製「FJ-300K」です

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300kgまで計量できるのですが、目量(目盛)が1gと非常に高精度です。

 

高精度を要求される医薬品製造業や化学薬品製造業などで、一度に大容量を計量することができます。

 

また載せる台部が800*600mmと大きいので風袋となる器が大きいにもかかわらず、そこに1g単位で添加するものがある場合などに有効です。

 

防水性能IP65も魅力です。

 

あと 何個!で計量する秤

受け売りですが、
世の中の計量は不定貫と定貫の2種類に分けられます。
不定貫とは、未知の重さを量ること。「これって何g(kg)あるかな」ということ
定貫とは、決めた重さに近づけること。「1kg量る、2kg詰めを作りたい」ということ

この定貫作業に朗報です


これら重さですから、作業者はハカリとにらめっこしながら、その単位になるよう
数字を追っかけています、とても神経を使う作業です。

でも秤の方から「目標まであと何個(秤に)載せて下さい」と教えてくれたらどうでしょう?


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例えば 1kg入りの落花生の袋詰め
大まかに袋に入れて計量すると、
秤が「あと○個多い(少ない)」と教えてくれます。

同様に 20kg入りの染料缶を作る時
秤が「あとカップ○杯多い(少ない)」

同様に 200g調味料の合成では
秤が「あと○さじ多い(少ない)」

定量詰めのプロが、あと何個、何杯で定量になるかわかるような感覚で
秤が多い少ない量をグラムではなく、 お使いの計量単位 で教えてくれるのです。

つまりプロの勘どころを、秤が教える と言えますね!
これはプロの技術の標準化にもつながります。
皆が同じような品質で定量詰めができるようになります。

当然 詰める作業時間の短縮化にもなります。

皆さんのお役に立つ秤です。

U形計量器、再び

どの業界も似た様なのかもしれませんが、
秤業界では、稀にあるメーカーが革新的な製品を出したりします。
その時業界全体がそれはそれは大騒ぎとなるわけですが、時間がたつにつれ、
ライバルメーカーもそれに追随した商品を発売してきます。

良く言えば他社の良い部分をすぐに取り入れ、さらに改良して商品として発表します。

数年前「U」の形をした台秤が「守随本店」より発売されました。
U字形であることで、軽くなり、持ち運びしやすく、片付けやすいのがウリでした。
秤は設置したら動かさない、動かしにくいという概念を覆す発想でした。

また秤の材質で3種類。
鉄製は価格対応、アルミ製は軽量型、ステンレス製は防水型と材質とニーズを
うまく取り入れた計量器です。600kg~2tまでひょう量が豊富ですが、
目量が多少粗いのが残念。軽量を考慮したためか、指示計が弱い気がします。

さてこの夏クボタが満を持して「U形秤」を発売しました。特長は扱い易さ。
まず計量部が鉄製ながら33kgと他社より20kg近く軽いです。
守随のアルミ製に近づきました。
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また持ち上げた時に重心が低く、しかも近くにローラーが付いているので、
他社よりも持ち運びが軽やかです。
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長年信頼されてきた指示計を標準採用し、しかも用途に合わせ指示計にも
バリエーションを持たせています。

クボタ得意のデジタルロードセルを採用し、(メーカーいわく)多少のノイズにも
強い構造となっています。
その他、細部にまで後発のメリットが十分に活かされています。

現在は1500kg1種類のみ、
台部の大きさも(1m*1.2m)1種類のみで
バリエーションがありません。

フレコン米の計量に特化したのでしょうか、
今後小ひょう量も発売予定と聞いています。

持ち運び便利な秤がさらにパワーアップしました

Q:持ち運びに便利なはかりを紹介してください

A:はい「DP-8501」はいかがでしょう


はかりは基本的には決められた場所に、正しく設置することが前提です。
それでも業務上いろいろな場所に持ち運んで計量したいというご要望はたくさんあります。
ごみ収集業務、ガスボンベ回収業務、消火器点検業務などなど、過去にお問合せをいただいた
お客様は数え切れません。

今回そんな方にご紹介したい計量器「DP-8501」です。
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秤の重さ5.1kg。しかもポールが折れてコンパクトになり、取手まで付いています。
(精密機械なので)車の助手席に置いていただければ、どこででも自在に計量できます。
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それでも検定付きなので取引証明用、量り売りに使用できます。
商品は32kgまでと80kgまで量れる2種類の秤があります。

さらに業務を便利にする機能として...

無線式のプリンターをご用意しました。

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現場で計量すると共に、計量結果をプリントアウトして残すことが出来ます。
計量結果(重量値、風袋値、正味重量値)と計量日時を印字します。

なので結果をお客様にお渡しして信頼を得るにもよし、備忘録代わりに保存するにもよし
(結果は1回だけ印字し、用紙は複写式ではありません、2枚必要ならば2回計量してください)

秤は乾電池式、プリンタは充電式なので、不用なケーブルにも悩まされません。

コンクリート養生の温度管理に

温度を記録するものに「温度ロガー(データロガー)」というものがあります。

小型防水から複数同時記録など多種多様なのですが、一度に多数記録できるものは価格が高く、10万円をはるかに超えていました。

この度、4ch記録の温度ロガーが3万円台で発売されましたので、ご紹介します。

TM-947SDSP4 です

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「温度センサを4つ使用することで、画面に同時に温度を表示できます。
もちろんセンサは1つからでも使用できます。(画面の1/4で表示ですが)
SP4はセンサを4本セットにしました。

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各チャンネルの最高/最低も記憶・表示でき、1chと2chのみ、その温度差も測定・表示できます。

多チャンネルで温度管理をするというと

コンクリート養生管理があります

工事現場などでコンクリートを打つときに温度管理を徹底しなければ、品質に差が出ます。
また温度計はコンクリートの内部温度、養生内の温度、外気温を同時に見なければなりません。

特にコンクリートの内部温度に使用したセンサはコンクリートに埋めてしまうので、コンクリートが固まってしまうと取り出すことはできません。つまり使い捨てとなるのですが、センサは高価なのに毎回新規購入ではお客様を悩ませていました。

TM-947SDのセンサは一般的な「K熱伝対」を採用し、-30℃~200℃までの計測が可能です。
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また被膜コードタイプなので、先端をコンクリート内に埋め計測後は切断しても、その切断部の被膜をめくれば、再び使用することができます。コード長は1m20センチあります。
価格も1200円とセンサでは安価です。

また市販の熱伝対ケーブルをミニチュアコネクタにつないで使用することも可能です。

記録したデータは「SDカード」に保存されますので、Excelで簡単に編集が可能です。

1点残念なのは、防水性がないこと。
でもこれは防水ケース(いわゆるタッパ)などに入れて使用することで解決すると思います。

この温度計は当ショップで販売しています。ショップに行く その他の温度ロガーも販売中です。

企業から排出されるゴミの計量に威力を発揮します

廃棄物計量が注目されています


数年前から「ごみを減らす」目的で、廃棄物を出す際に計量することが注目されました。
特に環境ISOをとられた企業様では、各部署で出すごみがどれくらいになるか記録していくことによって、会社全体で減らす目標を立て実践しているのです。

ただ残念なのは、計量することを徹底しているだけなので、その計量器はヘルスメータだったり、針式の上皿秤だったりしました。廃棄した総重量が重要であったようです。

ところが最近は分別の徹底とともに、それらのごみの中にも資源となる物がある、つまりお金が還元されるごみがあることにも注目されています。

リサイクルと経費削減のため、ごみの分別を徹底し、種別ごとに細かく分けて計量されるお会社が増えてきました。

そんなときに役立つ「計量管理システム」です

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秤は30kgから300kg程度までご用意できます。
はかりをピットに埋め込んだり、スロープを付けたりして、台車ごと計量することも可能です。
段差が少ない計量器もあります。

特筆すべきは表示部で、
重量だけでなく、ごみの種別、廃棄者名(No.)をタッチキー画面から選択したり、テンキーやバーコードから登録することが出来て、それらの結果をパソコンで集計・管理することが出来ます。
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日計・月計の報告書作成が出来るので、廃棄されたゴミの内容や量に基づいて課金制を実施することも可能です。

ショッピングセンターなどでは早くから導入され、テナントごとに計量を義務付けています。
出されるゴミによって追金したり、逆にリサイクル可能なものには返金(減金)する場合もあるようです。

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廃棄も有料化の時代、経済性からも細かく管理し、よりよいリサイクル社会を構築したいものです。