爆発させない!防爆はかり

防爆はかりというものがあります

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身近なものではプロパンガスやガソリンなどの計量で使用する計量器が防爆仕様となっています。
引火性の高い物質の計量時に「爆発の原因とならない」だから「防爆」なのです。

防爆には2タイプあります。ひとつは耐圧防爆、もうひとつは本質安全防爆といいます。

簡単に言えば、
耐圧防爆は頑丈なケースに覆われていて、たとえ秤から火花が出たとしてもケース外には出しません。
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これに対し本質安全防爆は電気出力を極力小さくして、火花を出さない仕様になっています。
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耐圧防爆はACコンセントを使用し、アナログ出力やRS出力などのいろんな出力オプションがつけられます。防爆専用プリンタを取り付ければ現場で即記録が可能です。
なので工場内の充填設備や自動計量システム等に使用されることが多いです。

本質安全防爆は乾電池を使用するので出力オプションは限られています。
パソコンで計量結果を管理したり、プリンタで記録を残したりすることは出来ます。

しかし別途接続装置が必要で、設置場所も制限されますので、注意が必要です。
単純な計量もしくは現場内での計量チェック等にオススメします。

最近ではデータ記憶装置(データロガー)が開発され、計量後ではありますが
接続装置不要で直接パソコンにデータを送ることができるようになりました。

耐圧防爆は30kgから2t、3t位までご用意できます。
また充填タンクなどに直接ロードセル(これも防爆)を取り付けることでさらに大型の計量も可能です。

本質安全防爆は6kgから1500kgまでご用意できます。
 またこの度「本質安全防爆型天びん」も発売されました。(320g~)

体重計を考える

健康のためプールに通っています。
運動後、風呂に入るのも楽しみの一つです。

はかりやなので、脱衣所に置いてある体重計がとても気になります。
時にはちゃんと値を示すか、検査をしたりします。

施設によって様々ですが、それはヘルスメータだったり本格的な体重計だったり。
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風呂場に置く体重計は、取引でも証明でもないため、検定付きである必要はありません。

でもスポーツ施設なので、目量は細かいほうが、どれだけ痩せたのかよくわかります。
痩せた達成感があってよいなと思います。
できれば、こんな体重計を置いてほしいと思います。

20g目量で測れる体重計 DP-7101PW
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ヘルスメータでは目量は100gだったり、200gというものもありますね。
汗をかけば、500g位は体重に変化があるので、それでもよいといえばよいのですが
20gと200gでは達成感が違いますよね!
 
 
話変わって、脱衣所にある体重計は、風呂の湯気の影響を受けます。
湯気=湿気なので秤の大敵。外観にさびがでたり、内部に入って故障となることも。

ところが体重計には防水型が見当たりません。

なぜないんだろう?
あってもよさそうなので、昨年企画を検討してみました。
結果、現在の防水型台秤を応用すれば、すぐにでもできることがわかりました。

しかし価格が...市販の体重計の2倍はしてしまうことがわかりました。
ステンレス製なので豪華ですが、体重計のイメージではない。
倍の価格では、防水の魅力も失せてしまいそう。
大きい、重たい、価格が高い。3つがネックとなりあきらめました。

ただニーズはあると思うのです。スポーツ施設、銭湯、温泉旅館などなど。

この場を借りて広くメーカーさんに問いかけたい。

いっしょに防水型体重計を作りませんか?

きっと喜ばれますよ。

はかりやカネコの通販SHOPへお越しください。他にもいろいろな秤を掲載しています
防水型は(まだ)ありませんが、高精度な体重計をご紹介しています。

はかりには使用範囲があります

Q:例えば6kgの秤は、0kg~6kgまで量れるのでしょうか?

A:いいえ、使用範囲というものがあるんです


料金はかり A&D SR/SQシリーズです
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重さを量って、料金を決めて、取引をするから、この秤は「検定つき」でなければなりません。

ところでその仕様をカタログで見ていると面白いことに気がつきます。
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ひょう量とは最大はかれる量、目量は増えていく量をさします。

その下に「使用範囲」というのがあります。
例えば6000g(6kg)の秤なら、「20g~6000g」と書いてあります。

これは計量してよいのは20gからということなのです。

では20g以下はどうなるか?
表示はされますが、信用できない(かもしれない)値であるということです。

つまりこの6kgの秤で20g以下の計量をしてはだめで、当然取引にも使用できません。

値は出るけど、信用できない、量っちゃだめとは妙ですが、計量の法律でそう決められているのです。
秤も他の機械と一緒で、動き始めは少々大雑把なのでしょう。

使用範囲は検定つきの秤に適用されます。

検定無しの秤にはこの記載はありません。
でも秤には使用できる範囲があるということ。
(秤によって変わりますが)
0から20目量程度は、使用できない範囲と覚えておくとよいでしょう。

お米のフレコン秤発売!

収穫の季節です!

お米はフレコンという大きな袋に入れて出荷されることが多くなりました。

そこに入れる米の量は、各地でそれぞれ重量値が決められています。

今回ご紹介するのは、その時に使っていただきたい!「フレコン用計量器」です。
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樹脂パレットの上に、フレコンを載せて、1500kgまで500g刻みで計量できます。
なのでお米の計量には少々余裕のある計量器です。

フォークリフトで運べるよう底板を強化してあります。

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なのでご使用にならない場合は他の場所へ移動、かたづけることができます。

出力オプションも豊富です。
例えば指定した重量値になったら、
ブザーを鳴らしたり、
パトライトを回したり、
供給装置を止めたりするための信号を秤から出力できます。

価格も魅力的なものになっています。

この秤は当ショップで販売しています。ショップに行く

同じ30kg秤でも微妙に違うものです

  上皿はかりのメーカーといえば、「大和製衡」と「富士計器」が有名です

 

ボディが緑色のヤマトのはかりが圧倒的に有名ですが、フジのはかりもそこそこ売れています。イメージ 1

 

先日30kgの秤を販売しました。
たまたま2社の秤を並べてお話をしていたのですが、どちらが見やすいかとお客様で意見が割れました。

 

これはヤマトのSDX-30の文字盤です。
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こっちはフジのAK-30の文字盤です。
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どちらも文字盤の大きさは大体22センチ程度です。

 

1周30kgで100gづつ目盛が刻んであります。

 

同じ30kgまで量れる秤なのに文字盤が微妙に違います。(メーカーが違うので当たり前なのですが)

 

どちらも見やすく、甲乙つけ難しと思うのですが。

 

協議の結果、お客様はどちらかを買ってゆかれました。
さて皆さんなら、どちらを選ばれますか?
 

重さで液体を詰める

  半自動型液体充てん機(KKC-20SKVG)です

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30kgまでの計量範囲で液体を設定された重量まで充てんします。
写真のような一斗缶やペール缶、ポリエチレン容器など
私たちの周りには定量を詰めた物って結構ありますね。
実際には液量計を使用して詰めている場合もありますが、
こんな時こそ重さを使って欲しいものです。

 

しょうゆや酒などの液体系食品だけでなく、洗剤・水性塗料・潤滑油などの定量充てんに効果を発揮します。

 

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操作は左側の指示部にあらかじめ重量を記憶させたら、
空の容器を載せて
緑の起動ボタンを押すだけです。
右側のバルブが設定した高さに下がり、充てん開始。
設定値になったら自動で充てんを止めます。

 

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よく使う重量値は20品種まで登録でき、呼び出しては計測します。
バルブに付属している「ひしゃく」のような部品は液ダレ防止装置。
バルブの昇降中に液がたれ、容器に付着するのを防ぎます。

 

また2段階で充てん方法を設定できます。
例えば、最初は供給バルブ全開で大量に供給して時間を稼ぎ、
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設定値に近くなったらバルブを絞って少しずつ充てんすることができます。
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機械はステンレス製でしかも防水(IP65)なので清潔を保つことができます。

 

半自動と書きました。全自動ではありません。
「容器をすえる」「起動ボタンを押す」「充てん後容器を移動する」が自動ではありませんが
お仕事の中では、このような半自動で十分な場面があります。
そのようなところでお使いください。

 

半自動だから価格もリーズナブルに設定されています。
ぜひご検討ください。


定期検査に思う

毎年5月から、秤の定期検査を行っています。

これは商店、スーパーや工場にある「検定付の秤」が正しいかどうか検査するものです。
2年に1回、定期的にこの検査を受けることが計量法で義務付けられています。

当社のサービス部門と計量士さんでペアを組み、県内各地で奮闘しています。
分銅という重さの基準を秤に載せ、計量部のどこにおいても(厳密には4隅)値は正しいか。
ゼロからひょう量までの途中何点かで計量しても正しい値が出るかを確認しています。

分銅は1個:1gから20kgまで揃えています。
20kgの分銅は持ち運びにも、検査で使うにも結構大変です。
特に大型の秤になると、例えば1t(トン)なら20kg*50個の分銅を秤から上げ下ろしします。
相当な重労働です。しかし検査のためにはやむを得ません。

検査中はお客様の仕事を止めてしまう為、
いかに効率よく、しかも正確に検査できるか、日々検討を重ねています。

特に最近は景気のためか、正しい計量への意識が強くなり、
定期検査だけでなく、秤の点検方法、ISOに関することなど
ご相談をよくいただきます。

正しい秤で正しく計量することは、効率を生み、経済の発展に貢献します。
「我々の仕事がお客様のお役に立っている」
そう思いながら今日も検査を行っています。